日本時間のきのう午前5時すぎに発表された相互関税。真っ先にその衝撃を受けた日本市場は、大荒れとなった。日経平均は684円安で寄り付くと、下げ幅は一時1600円を超えた。終値は、前日よりも989円安い3万4735円。3万5000円を割り込むのは、去年8月以来、およそ8カ月ぶり。マネックス証券の広木隆氏は、反映した金利上昇が追い風になり変われていた面があるため、新発10年物国債の金利が急低下していることで、金融株が大きく値を下げたという。「ここからはしばらく落ち着きどころを探すことになる。とりあえずトランプ関税の悪材料が出尽くして、株価も落ち着きを取り戻す可能性は十分ある。関税の影響がじわじわと経済に出てくるから、どこまで景気が悪くなるのかは分からない」とのこと。NYダウ平均は1600ドル以上値を下げた。それを受けて日経平均先物は、1230円安い3万3620円で取引を終えた。