卓球女子団体。日本は2大会連続の決勝進出へドイツとの準決勝に臨んだ。第1試合は早田ひな選手・平野美宇選手のダブルス。早田選手のフォアハンドが冴え渡り幸先よく第1ゲームを奪うと続く第2ゲームでは平野選手がコースを突いたフォアハンドを決めるなど日本が2ゲームを連取する。第3ゲームを奪われ迎えた第4ゲームは一進一退の攻防。最後は”みうひなペア”が競り勝ち笑顔でハイタッチ。第2試合にはチーム最年少・16歳の張本美和選手が登場するが、相手の強打に苦しめられストレート負けする。ドイツに流れが行きかけるも、断ち切ったのは平野選手。コースを突いたバックハンドを決めれば白熱したラリーを制するなどストレートで第3試合を奪い返す。決勝進出へ王手をかけ迎えた第4試合、任されたのは張本選手。第1ゲーム、相手に大きくリードを許すもここで16歳が覚醒する。怒涛の8連続ポイントで一気に逆転し第1ゲームを先取すると、勢いに乗った張本選手は第2ゲームも奪う。そして第3ゲームは相手に1ポイントも与えず張本選手がストレート勝ちで決勝進出。悲願の金メダルをかけ中国に挑む。平野選手は「あしたはもっと思い切って向かっていけると思うので、3人で力を合わせて決勝に向かっていく気持ちで頑張りたい」とコメントした。平野選手の母・真理子さんは応援しすぎて声がかれている。家族LINEには「応援ありがとう」との連絡が入ったそう。早田選手とのダブルスについて「同級生で切磋琢磨してきた仲間なので、本当に気心知れていてコンビネーションは最高でした」と話した。