圧倒的な速さを誇る日本の「超電導リニア」。全長約42.8kmの山梨リニア実験線で変わる日本のミライを体感。1997年4月3日「山梨リニア実験線」試験走行開始から28年。営業線に必要な技術開発は完了し、現在はコストダウンに向けた検証や技術のブラッシュアップが進められる。「Live News α」コメンテーターの早稲田大学ビジネススクール教授・長内厚と初めてのリニア体験。東京・品川から愛知・名古屋まで最速で40分、新大阪まで67分予定だといい、リニア中央新幹線の実現により3大都市圏が1つに結ばれ、巨大な経済圏が誕生すると期待の声も。この地域のGDPは、日本全体の約6割に当たる318兆円に上る。走り出しから2分足らずで時速500kmに到達。現在、中国を走行している「上海トランスラピッド」は、常電動磁石を使用して約1cm浮上して走行しますが、万が一の地震の際には接触や障害物の危険などに不安が残る。一方、超電導磁石を使用し10cm浮上して走行する超電導リニアは、地震の影響を受けにくく、安全性の高いシステムでより高速での走行が可能、その上、9割近くがトンネル区間のリニア中央新幹線は大雨などの影響も受けにくいとされる。利便性の向上と環境負荷低減の両立を可能にする超電導リニア。実際、インドや台湾・イギリスなど様々な国で、日本の鉄道技術は採用されている。JR品川駅、東海道新幹線のホームの真下にあるリニア中央新幹線のターミナル駅で近隣住民を招いて開かれた「工事現場見学ツアー」。JR東海が建設主体・営業主体となって進めているリニア中央新幹線。開業時期はいまだ見通せない中でも、地域との連携を重視しながら品川−名古屋間の早期開業に向けて着々と工事が進んでいる。