「新日本紀行」の放送から46年経った、現在の東京・早稲田の様子を紹介。早稲田伝統の演劇は現在も20を超える劇団が切磋琢磨している。その1つ、キャンパスに稽古場を持つ創立70年の劇団では稽古が始まっていた。作・演出はこれが初めての作品である2年生の小林創が担当。書き上がった台本はまだ3分の1ほどだが、稽古の中で意見を出し合い舞台を作り上げていくのが今の学生劇団ならではの手法だという。張り詰めた空気の中で稽古が続いた、かつての劇団員の様子を伝えた「新日本紀行」の映像を見せたところ「こわいな」などという声があがっていた一方「喋り方も違うと中身も違うが、ここに集まっている精神は同じではないか」という意見もあった。一方、大学周辺の学生街はマンションや真新しい店が立ち並び現代的な若者の街に装いを変えている。その中で学生に愛されてきた創業60年の食堂。2代目の店主、小林一浩によるとコロナ禍の間もおなじみに支えられ自慢の味を守ることができたという。