1876年に製造された1号御料車は、現存する日本最古の客車で国の重要文化財に指定されている。天皇が乗車する部屋は御座所と呼ばれ、玉座は英国風のデザイン。一方、天井には和風の刺繍が施されている。玉座に近い扉では刺繍で描かれた絵が目を引く。京都御所と同じ配置になるよう、玉座から見て左に桜、右に橘が描かれているという。また、御座所の棚には三種の神器のうちの2つ、剣と勾玉が安置された。1877年、京都-神戸間の鉄道開業式が行われ、明治天皇が臨席された。1号御料車も初めて運行。明治天皇は全国各地に足を運ばれ、鳥取市には宿泊所として仁風閣が建設された。仁風閣では1907年、県で初めて電灯が灯された。
