金利の上昇による私たちのプラス面について。生命保険会社が企業の資金を預かって運用する「団体年金保険」の利回りを引き上げている。団体年金保険は、従業員の退職後の年金などに使われる資金を会社から預かって運用する生命保険会社の主力商品の1つで、一定の利回りを約束し、運用実績に応じて配当も支払う。このうち日本生命は、団体年金保険の配当を含めた利回りをこれまでの1.2%から今年度1.35%に引き上げる。会社は“運用の中心となる国債の金利が上昇傾向にあることから、運用実績の改善が見込まれる”としている。また、明治安田生命も約束する利回りをこれまでの1.25%から来年4月以降、1.3%に引き上げることにしている。