投開票まであと4日となった東京都知事選。今日、取り上げるのは神宮外苑の再開発について。都心の緑はどう維持していけばいいのだろうか。都知事選の争点か否か、先月行われた討論会で議論が交わされたのは、明治神宮外苑の再開発について。神宮球場や秩父宮ラグビー場などを建て替え、高層ビルを建設する計画だ。再開発では当初、およそ1900本ある樹木のうち743本を伐採し、新たに800本以上の植樹が予定されていた。これに反対の声を上げたのが、去年亡くなった音楽家の坂本龍一らで、ユネスコの諮問機関であるイコモスも計画の撤回を求めている。およそ50年前から神宮外苑の近くに住んでいる70代の男性は、再開発で多くの木が切られ、移植されることに懸念を抱いている。およそ100年前に国民からの寄付と献木によって造営された神宮外苑。事業者側は現在、東京都からの要請を受け伐採する木の数を減らすなど計画の見直しを検討している。三井不動産は4列のいちょう並木は保存するとしたうえで、反対の声があることに対しては今後開発の意義や将来像、みどりへの対応や、いちょうの保全について映像で配信することも検討していると述べている。番組では改めて各候補者に再開発について尋ねた。今回の都知事選には過去最多となる56人が立候補していて、投開票は7日だ。
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URL: http://www.jingu-stadium.com/base.html
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