去年10月、ドラドラ♪シンフォニー楽団のメンバーを決めるオーディションがテレビ朝日で行われた。結成の目的は特別試写会でコンサートを開催するため。応募総数は700件を超え、三味線やオカリナで参加する子もいた。葉加瀬太郎が映画のために作曲した「キミのぽけっと」を演奏する。合格者はそれぞれが練習に励み、今年1月に合同練習を迎えた。葉加瀬、芳根京子、ドラえもんが楽団メンバーと初対面した。芳根は学生時代に吹奏楽部でフルートを担当しており、楽団メンバーとして参加する。葉加瀬の指揮で練習がスタート。ヴァイオリンのりひ太(11歳)くんは憧れの葉加瀬を前に緊張気味だった。りひ太くんは第2の指揮者ともいわれるオーケストラのリーダー・コンサートマスターに任命された。葉加瀬と息を合わせてみんなの演奏をリードする。2時間みっちり練習に参加した葉加瀬はいくつかヒントを託したと語った。全体練習の後は、楽器ごとに分かれてコンサートで披露するもう1曲「夢をかなえてドラえもん」を練習した。本番前日の合同練習は作曲家・指揮者の沢田完さんが指導した。コンマスのりひ太くんは自信がついて堂々としていた。5歳のゆうちゃんは楽団最年少のパーカッショニスト。鈴とトライアングルを担当する。アッキー(11歳)はオーディションで鍵盤ハーモニカ&カスタネットを演奏したが、リズム感と器用さを買われ、未経験の大太鼓&ウインドチャイムを担当する。自宅ではトランポリンを叩いて練習したという。楽団を指導してきた沢田は子供たちの成長に驚いていた。