ことしの春闘について、連合は、加盟各社の回答状況を定期的に集計していて、今月1日までに回答があった5284社の最終集計の結果を公表した。それによると、定期昇給分とベースアップ相当分を合わせた賃上げ額は、平均で月額1万5281円、率にして5.10%となった。これは、1991年以来、33年ぶりに5%を超える高い水準。引き上げ額は去年は月額で4721円、1.52ポイント上回った。一方で、従業員300人未満の中小企業3816社の平均の賃上げ額は、月額1万1358円、率にして4.45%となった。これも、1992年以来32年ぶりの水準だが、従業員1000人以上の大企業と比較すると、0.79ポイント下回っている。