今月1日、一刻も早くスズメバチを駆除してほしいという依頼が小学校から入った。教頭先生が案内したのは茂みの中で、暗がりに黄色い模様が薄っすら見えるのはオオスズメバチだった。世界最凶のハチといわれ、鋭い毒針は大きなハチだと7mmほど。毒量も多いため刺されて死に至るリスクが他のスズメバチより高い。さらに巣は子どもたちが遊ぶグラウンドの近くにあり、目の前の道路は通学路ではないものの市民が頻繁に通る散歩道になっている。「おっかぶせ作戦」とバドミントンのラケット、煙幕でオオスズメバチを駆除した。住宅や子供たちが通う小学校の敷地内に世界最凶のオオスズメバチの巣。ハンターが急いで駆除に取り掛かる。作業開始から1時間半、700匹ほどの“世界最凶”オオズズメバチが作った7段に巣が撤去された。今回、撤去した巣の中にいた少し大きめのハチは、巣の中に1匹しあおらず、唯一卵を産める女王バチ。他のハチより一回り大きい女王バチは、この時期、産卵に専念しているという。ハンターの「みどり産業」松原暢明さんによるとこの時期は女王バチが卵を産み、他のハチが必死に守るため特に危険とのこと。