先週、帝国データバンクはカレーライス1食分に必要な食材や水道、光熱費から物価の動向を分析するその名も「カレーライス物価指数」を発表した。一昨年11月の1食当たりの費用は316円だったがそこから1年で377円と60円以上上昇。8か月連続で最高値を更新した。具材の値上がりもあるが中でも顕著だったのは必要不可欠なご飯。前年の同じ月から50円以上も値上がりしている。神奈川県のスーパーではほとんどの米の価格が去年より1割値上がり。更にこの時期、鍋などに使いたい白菜も2倍近く値上がり。中でも特に高騰しているというのがキャベツ。農林水産省がきょう発表した野菜8品目の価格調査では全ての野菜が平年に比べて値上がり。中でもキャベツの価格は平年の3倍以上になっている。きょう茨城・古河市のキャベツ農園(鈴木農園)では去年、出荷するはずのキャベツが生育不良で残されていた。雨不足により成長が遅れ大量のキャベツが出荷できない状態に。スーパーの青果担当が高騰する野菜に代わり人気だというのがもやしや豆苗。物価高騰が家計を直撃する中帝国データバンクによるとカレーライス物価指数は今後も上昇を続ける見込みだという。