震度6弱が襲った愛媛県愛南町。外泊地区の区長の吉田さんの呼びかけで防災学習会が開催された。こうした学習会では外泊ではもう何年も開かれていなかったが、想定は南海トラフ地震。愛南町危機管理専門官の二場健児さんは町民に現実をつきつけた。海に面した外泊は南海トラフ地震が起きれば30分から40分ほどで巨大な津波が押し寄せると予想されている。さらに集落は半島の端に位置し、道路が寸断されれば孤立してしまう。大事なのは自分たちで生き残ること。防災学習会に最前列で参加していた吉田さんは学習会で意識が変化したという。ふるさとで生きていくための備えを整えた。地域の災害の歴史などを研究する専門家は南海トラフを震源とする地震は繰り返し起きている。1854年の安政南海地震では外泊の近くの集落の内泊に津波の記憶が残っている。1946年の昭和南海地震。78年前に津波から逃げたという女性が。今でも鮮明に覚えているという。
8月8日には南海トラフ地震臨時情報巨大地震注意が発表された。 外泊で生まれ育った高校生の宇都宮かのんさん。将来の夢のために来園の春にはふるさとを離れるという。
8月8日には南海トラフ地震臨時情報巨大地震注意が発表された。 外泊で生まれ育った高校生の宇都宮かのんさん。将来の夢のために来園の春にはふるさとを離れるという。