鶴岡市の月山高原では、耕作放棄地を活用して育てた小麦の収穫作業が行われている。鶴岡市羽黒にある月山高原で収穫作業が行われたのは「ゆきちから」という品種の小麦で、雪が積もる寒冷地での栽培に適している。月山高原では農家の高齢化などの影響で耕作放棄地が増え、有効に活用しようと地元の農家などが中心となって4年前から小麦の生産を行ってきた。この地域での小麦の作付面積は年々広がり、ことしはおよそ40ヘクタールで栽培していて、80トンから100トンの収量を見込んでいる。刈り取られた小麦は西川町にある製粉工場で加工し鶴岡市内の飲食店や加茂水族館のレストランなどで提供されるという。