自民党はきのう役員会を開き、両院議員総会を近く開く方針を確認。おととい開いた両院議員懇談会は意見交換の場であるとみなして、両院議員総会は議決権のある会議となる。石破首相は「逃げずにご説明をするということに尽きる」などとコメント。中堅・若手議員を中心にこの場で石破総理大臣の辞任を求めるという声が出る中、執行部は議題については今後決めるとしている。一方、開催に向け署名活動を行ってきた笹川議員らはきのう、両院議員総会を取り仕切る有村会長と面会。笹川博義議員は「現在120名を超す署名が集まっている」などとコメント。集めた署名は今回、提出はせず、近く開かれる総会が納得いかなかった場合に署名を提出して、開催を改めて求める姿勢を示した。自民党の中堅・若手議員からは「総会で退陣を求めていく」との声や、いわゆるリコール規定に基づき「総裁選を前倒しを求める」との声も出ている。ただ自民党によると、党則では両院議員総会で総裁の辞任などは決められないことになっている。さらに両院議員総会は総裁選の前倒し実施について議論する場とはなっておらず、石破総理の進退をめぐり、この総会で何が議題となるのかが焦点。
			
