依頼品「御本立鶴茶碗」を鑑定。本人評価額は70万円だが結果は350万円。江戸時代後期19世紀につくられたもので、江戸初期の御本立鶴茶碗に忠実に作ってあるが、割高台にL字型の切れ込みを作ってこれは新御本である証明を後世に残している、口造りにやや歪みをもたしてある。松平治郷の書付のある外箱、内箱も有栖川宮織仁親王、外の貼り紙に「九条家伝来」と書いてある。完璧に揃って江戸時代の武家の茶というものを今に伝えているとのこと。
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