現在黒字の大企業でリストラが相次いでいる。パナソニックグループは今年度中に従業員の1万人規模を削減予定で、国内外で各5000人規模を想定しつつ早期退職も募集するとしている。業績が好調なマイクロソフトでも約6000人の人員削減を予定していて、こうした企業の多くは黒字経営が続いている。昨今では黒字内での構造改革に踏み切る企業が多く、労働力の流動化を促進する考え方が徐々に浸透していることも要因だとみられている。一方飲食業界では慢性的な人手不足が問題になっていて、物価高なども相まって老舗飲食店でも廃業の危機に追い込まれている所もある。