国が定める残業時間の上限は月45時間だが、中学校の先生の42.5%はこれを超えている。富山・朝日町立朝日中学校の1年1組担任・岩田寿浩先生を取材。帰りの会が終わると岩田先生は職員室へ直行。採点作業や新人教員の質問、欠席した生徒達への電話連絡などやることはたくさん。岩田先生はバスケ部の顧問でもある。バスケ部は週5日間活動し、週末には試合もあるため岩田先生の残業時間は平均で月に約90時間で、いわゆる「過労死ライン」を超えた年もあったという。しかしこの町が行った部活動改革で残業が半減したという。それが部活動改革だった。