北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、党政治局の決定として「中央委員会総会を今月下旬に開催する」と伝えた。総会では「来年の闘争の方向性を確定し、重要問題を討議、決定する」としていて、今後の政策方針が示される見通し。去年12月に開かれた総会で、キムジョンウン(金正恩)総書記は軍事偵察衛星の打ち上げ計画や、韓国を平和統一の対象ではなく敵対的な国家として位置づけることなどを明らかにしていた。今回の総会の議題は明らかにされていないが、米国のトランプ次期政権や、軍事協力を深めるロシアとの外交方針、来年で5年目となる国防5か年計画に沿った核ミサイル開発で、どのような言及があるのか注目される。