台湾有事に関する高市総理の国会答弁をめぐる日中の応酬が続く中、事態収拾の糸口を探るため、外務省局長が中国へ出発した。国会記者会館から中継。外務省幹部は今朝、日中関係の現状について話し合いは続けているが、中国側のボルテージが上がってきている、時間がかかるだろうと懸念を示した。金井局長は北京で中国外務省の劉勁松アジア局長らと会談し、台湾有事の際、自衛隊の集団的自衛権の行使が可能な存立危機事態になるケースがあり得るとした高市首相の答弁について説明し、人的交流を途絶えさせるべきではないと伝える見通し。中国の薛剣駐大阪総領事がSNSに投稿したについては国内の厳しい声を伝えるものとみられる。木原官房長官は中国側の日本への渡航自粛勧告などについて懸念を示した。日中は22日から南アフリカでG20が開催されるが日中首脳会談の開催めどは不透明の厳しい情勢となっている。
