アーティストの金仁淑さんは移民や地域の人々とコミュニケーションを取り、制作活動を行ってきた。今年、写真界の芥川賞とも言われる木村伊兵衛写真賞に輝いた。現在、東京都現代美術館で作品「Eye to Eye」が展示されている。滋賀県のブラジル人学校、サンタナ学園に通う子どもたち、教員たちの目線を映像で記録した作品となっている。金さんは作品づくりのために関係性を構築しているのではなく、関係性をつくっていく過程が作品になっていて、展覧会に際してはエンジニア、キュレーターも関わっている。金さんはこれからも出会いに感謝しながら活動していきたいという。