ホンダと日産はきょうの取締役会で経営統合に向けた協議を打ち切ることを決めた。日産はきょう、今年度の決算見通しを修正し、これまで未定としていた最終的な損益が800億円の赤字となる見込みだとした。販売不振のアメリカで、てこ入れのための費用が膨らんでいることに加えて、人員削減などのための損失を計上したため。また、売り上げについても、これまでの見通しより2000億円少ない12兆5000億円、本業のもうけを示す営業利益も、300億円少ない1200億円を見込んでいる。一方、去年4月から12月までの9か月間の決算については、売り上げは前の年の同じ時期より0.3%減って9兆1432億円、営業利益は86.6%減って640億円、最終的な損益は98.4%減って、51億円にとどまるとしている。