日産の内田社長が退任する。日産・内田誠社長は「新しい経営体制に移行し、一日も早く再スタートを切ることが会社にとって最善と私自身も判断しました」と述べた。日産自動車は、きょう開いた取締役会で、「短中期の目標を達成し、長期的な成長を果たしていく」として、3月末で内田誠社長が退任することを決議した。後任には、現在、商品企画の責任者を務めるイヴァン・エスピノーサ氏が就任する。日産は、アメリカを中心とした販売不振により今年度の決算で800億円の最終赤字を見込むなど経営が悪化している。さらに、ホンダとの経営統合に向けた協議も破談になり逆風が吹く中、今後、立て直しに向けてどのような経営戦略を示せるかが焦点となる。