ホンダはきょう20年開発を続けてきた新たな乗り物を市場に投入すると発表した。ホンダはこの新たな乗り物の販売先をすでに広げ始めている。ホンダが開発した次世代のパーソナルモビリティ「UNI-ONE」は、進みたい方向に体重をかけるだけ。最高速度は時速6キロ。縦回転だけでなく横にも回転する特殊なタイヤで、360度自由に動けるのが特徴。また坂道でも一定の速度で上り下りができる。この安定した走りを可能にしているのが、かつてホンダが開発していた人型ロボット・アシモなどのロボティクス研究で培った技術。UNI-ONEは内蔵のコンピュータが1秒間に100回以上の計算を行い、バランスを制御している。ぶつかっても衝撃を吸収できるため、人混みなどでも走行が可能だという。目的地での利用の1つがテーマパーク。サンリオは大分の施設でUNI-ONEを導入すると発表した。サンリオではUNI-ONEを10台導入する見込み。その他ホンダは商業施設や病院など9社と連携し、それぞれの施設に順次導入していく予定。2030年までに1000台販売する計画で、売り上げ40億円を目指す。
