札幌市にある耐震設計の会社「さくら構造」では、毎年、部下が直属の上司を選ぶ上司選択制度を導入している。入社10年目の渡辺さんも、この制度を利用して上司を変えた。振られる仕事量が多く、ついていけないと思ったという。ついていけないと思われた上司の山田さんは、今までのやり方ではいけないと気づき、部下への向き合い方を変えた。それを知った渡辺さんは、再び山田さんの下で働くようになったという。離職につながりやすい不満というアンケートでは、1位が「上司の指示や考えに納得できない」、2位が「上司が信頼できない」となった。現在の上司にあたる人々は、会社のために身を粉にして働くことが当たり前とされた時代で育ってきた。自身の経験と違う現代に、疲れを感じる上司も増えているという。
