おととい松山市で運行が始まった路線バス。特定の条件のもとで完全自動で走るレベル4の路線バスは全国初なのだが、実現までには困難もあった。伊予鉄バスが運行を始めたのは、松山市のフェリーターミナルと最寄りの駅を結ぶ往復およそ1.6キロ。システムプログラムの修正などを重ね、全国初の営業運行にこぎ着けた。自動運転バスは北海道でも実験が行われている。運転手が座った状態でアクセルやブレーキが自動で制御されるレベル2の技術の実験が、千歳市で先月までおよそ1か月間行われた。監視センターで映像をトラブルに対応する。バスにドライバーがいないと遠隔で見るしかない。そこで活用が検討されているのがNTTが開発している次世代の通信ネットワーク「IOWN」。千歳市は雪道での実証なども重ねて3年後に運転手が乗車しないレベル4の実現を目指すとしている。