きょうは江東区や杉並区、渋谷区などに特殊詐欺の電話がかかってきている。去年10月、都内の60代の女性の家に宮城県警の警察官を名乗る人物から東京で逮捕された容疑者があなたからキャッシュカードを買ったと言っている。あなたの無実を証明するため口座を凍結させてほしいと電話があった。女性が口座の凍結は困ると答えると資金を洗浄するために現金を暗号資産に換える必要があるなどと言われた。女性はアカウントを開設し口座にあった預金、生命保険を解約した金なども含め暗号資産に換えたがそれらを丸ごと1億2000万円分を抜き取られてしまったということだ。警察が私たちに資金の洗浄を求めることはそもそもない。そして、いかなる理由であれ暗号資産の購入を求めることも絶対にない。暗号資産の形で財産をだまし取られてしまうと現金の口座よりも資金の流れをたどることが難しく被害の回復ができないそれもある。暗号資産というキーワードが出たらまず詐欺を疑って電話を切り周りの人に相談する。