10日行われた香港の地方議会に当たる区議会議員選挙は今回から議席の多くが政府による任命などになり直接投票で決まる議席も体制に批判的な民主派は排除され中国政府寄りの親中派がほぼ独占した。投票率27.5%と香港が中国に返還されて以来最も低くなった。政府トップの李家超行政長官は「120万人近くが投票した。良い数字だ」などと述べた。香港政府は、政府の委任で決まる179人の区議会議員の名前を発表。香港政府は、地域の発展性における必要性を含め、複数の要因が選択基準になったと説明している。民主建港協進連盟が区議会では最大の147議席を獲得。香港工会連合会で43議席となっている。