中国・北京を訪れている岩屋外務大臣はきょう午前、李強首相と会談した。日本の外務大臣が中国を訪問するのは去年4月以来1年8か月ぶり。李強首相との会談の冒頭、岩屋外務大臣は国際会議に合わせて先月にかけて行われた石破総理大臣と習近平国家主席との首脳会談などに触れ「日中関係は極めて重要。戦略的互恵関係を包括的に進めていこう。ぜひその方向に向かって日中関係を前進させたい」と述べた。会談の詳しい内容は明らかになっていないが建設的で安定的な日中関係の構築に向けてあらゆるレベルで意思疎通を一層強化していく重要性を確認したものとみられる。岩屋大臣はこれに続いて王毅外相と対面では初めての会談に臨み、日本産水産物の早期の輸入再開や現地の日本人の安全確保など両国間の懸案について日本側の立場を伝える見通し。