ASEANに日本やアメリカ・中国などを加えた国際会議・東アジアサミットが開かれ、南シナ海での実効支配を強める中国に対し反発や懸念の声が相次いだ。東アジアサミットはマレーシアで27日に開かれた。フィリピンのマルコス大統領は、南シナ海で領有権を争う中国が先月、フィリピンの排他的経済水域内に自然保護区の設置を表明したことを巡り、「我が国の主権を侵害し国際法などにも違反するものだ」として非難。茂木外務大臣は中国を念頭に「地域の緊張を高める危険で威圧的な活動が強化されている」とし、他の国からも南シナ海情勢について懸念の声があがった。
