アメリカのバイデン大統領は10日にベトナムを訪問し、共産党のチョン書記長らと会談した。会談後包括的パートナーシップを包括的戦略パートナーシップに格上げした事を発表し、ベトナムにとって最上位の結びつきでインド・中国に次ぐ3カ国目の締結国となった。ベトナムにとって中国は経済的に協力関係にある一方で政治的には南沙諸島の領有権などを巡って対立していて、今回のベトナムとの結びつき強化でアメリカはベトナムの中国への経済依存を引き剥がして東シナ海の中国の影響力を削ぎたい狙いがあるとみられている。こうした中ベトナムがロシアから秘密裏に武器を購入する計画があったと報じられていて、アメリカは今後脱ロシア化を促すとみられている。