半導体大手のルネサスエレクトロニクスが発表した去年12月までの1年間の決算は純利益が1年前と比べ35%減り、2190億円だった。中国の景気減速などを受け、産業機器向けの需要低迷が響いた。ただ今後の見通しについては少しずつ見通しは良くなるのではないかという。一方、半導体製造装置大手の東京エレクトロンが発表した去年4月から12月までの決算は、純利益が1年前と比べ68%増加し4011億円となり、この期間として2年ぶりに最高益を更新した。旺盛な生成AIの需要を背景に先端半導体向けの設備投資などが後押しした形となった。