パリオリンピック。28日、初戦を迎えたバレーボール女子日本代表。着ているユニホームはミズノの最新技術が使われている。使われているのは透けない技術。日本代表では女子バレーをはじめ卓球女子など、6競技に採用されている。実際に赤外線カメラで撮影してみると、通常のユニホームでは文字がはっきり見えるが、新素材を使ったユニホームでは文字が見えにくくなっているのがわかる。赤外線を吸収する特殊な鉱物を含んだ糸を使用。人の体から出る赤外線を生地が吸収することによって、赤外線カメラで感知されにくくなる仕組み。開発の背景にあるのは増え続けるアスリートへの盗撮。JOC(日本オリンピック委員会)が声明を出すなど大きな問題となっている。新しい素材の開発によって生地の薄さや通気性を保ったまま、透けない機能を追加できたという。