きょう登場する注目の日本代表選手を紹介。東京オリンピック金メダリストで男子体操界のエース橋本大輝(22)が体操男子個人総合に出場。個人総合の連覇と今大会2つ目の金に挑む。ロンドンオリンピックでの内村航平の演技を見てオリンピック・金メダルを目指し、オールラウンダーとして2022年世界体操・個人総合で金メダルを獲得。日本人として内村に次ぐ2人目の五輪・世界体操の2冠という快挙を果たした。橋本大輝の原点「佐原ジュニア体操クラブ」の当時の監督・山岸さんは「ある意味では普通だった。体も年齢の割にできてなかった」と話した。廃校となった小学校の体育館が練習場で、跳馬の助走路は体育館に収まりきらず玄関まで飛び出している。吊り輪がぶら下がるのはバスケットゴール。それでもジュニアクラブでは珍しく、6種目全てを練習できる。橋本は「練習環境の充実も大事だがここでもやれることを証明してやると当時は思っていた」と話した。橋本は6歳から中学卒業までここに通い、オールラウンダーへの礎を築いた。橋本の最大のライバルは世界体操金メダリストである中国・張博恒。現在パリ五輪個人総合予選を1位で通過している。橋本は予選3位。