56年ぶりのメダル獲得を狙う日本。東京オリンピックで敗れた因縁の相手スペインとの一戦に挑んだ。先にゴールネットを揺らしたのはスペイン・フェルミン・ロペス選手。スペインの先制点により今大会で日本代表初めての失点。その後も攻撃の手を緩めないスペインはゴールを責める。小久保玲央ブライアン選手がシュートを防ぐ。日本はエース・細谷真大選手が厳しいマークを受ける中で相手ゴールに果敢に攻め込む。三戸舜介選手のシュートは惜しくも枠をとらえられない。前半40分、細谷真大選手のゴールで同点に追いつく。細谷選手のつま先が相手選手の後ろに出ていたためオフサイドの判定。日本の得点が取り消されて幻のゴールとなった。終盤は日本がボールを持つ時間が増えてアディショナルタイムには細谷選手のゴールはポストに嫌われてしまう。前半を1点ビハインドで折り返した日本。後半、チャンスを迎えたスペインに対して守護神が見せる。小久保選手のセーブでピンチを防いだ日本。フェルミンロペス選手のミドルシュートが決まった。エース・細谷選手が自らボールを奪ってシュート。相手キーパーのビッグセーブに阻まれる。その後、スペインにコーナーキックからのこぼれ球を押し込まれて、ダメ押しの3点目を決められた。勝利を諦めない日本はコーナーキックから高井幸大選手がヘディングシュート。今度はクロスバーに嫌われて得点とはならず。東京オリンピックのリベンジならず。3−0で日本が敗れた。藤田譲瑠チマ選手は、今後勝負にこだわっていきたいと試合後に語った。細谷真大選手は、自分たちでやってきたものを出せたと語った。