男子高飛び込みで初のメダルを獲得した玉井陸斗。高飛び込みは10mの高さから6回の演技を行い空中姿勢の美しさや入水の水しぶきをどれだけ抑えられたかなどを元に合計得点を競う。前回の東京オリンピックでメダルに届かなかった玉井。玉井の武器は水しぶきの上がらない入水。2本目に力を入れてきた後ろ向きの入水で首位に立つ。4本の飛び込みを終えた時点で東京オリンピックの金メダリストである中国の選手に3点差と互角の戦いになる。5本目の入水で大きなミスが出てしまい3位に後退。メダルまでは70点の最終6本目で玉井は最も得意とする技にかける。後ろ向きに踏み切り2回半ひねり2回半回る技5255Bを決め最高得点となる99点で暫定首位となった。最後に中国の選手に連覇を許したものの、日本の飛び込み界で初となる銀メダルを獲得した。