蒸気機関車が主流だった時代、昭和5年の全国の鉄道網の総距離は2万667km。日本が鉄道に力を入れた理由は戦争のための物資・兵員輸送に不可欠だったため。鉄道の整備は国家戦略だった。昭和初期、東京~大阪間の移動時間は約8時間20分。現在2037年の開業を目指しているリニア中央新幹線は東京~大阪間が1時間7分で結ばれる予定。飛行機の国内線は96年前に誕生。当時は富裕層や政治家が利用していた。タクシーは大正元年からあり昭和5年頃には都市部で市内1円均一料金の円タクが大ブームになった。しかし円タクは競争激化で赤字が続出し昭和8年に消滅した。