東京・江戸川区は全国の市区町村で最も多い7400人のインド人が暮らしている。特に西葛西はリトルインディアと呼ばれている。三枝産婦人科医院では訪れる妊婦の3割がインド人。妊婦の食事に提供しているのはビーガン食。宗教などの理由で肉や卵などを食べられない人に対応した食事。日本人とインド人の関わりに一役買ってきた江戸川インド人会・ジャグモハンチャンドラニ会長は日本に住んで50年近くになる。地域にインド人が増えたのはITが普及し始めた2000年前後。多くの日本企業がIT先進国インドから人材を募った。チャンドラニさんは来日してきたインド人のために食堂や住宅などを整備した。生活がしやすい街として多くのインド人がこの地域に定着した。20年たった今、日本人がインド人の家庭を訪問する取り組みが広がっている。民間団体が始めたこの取り組み。同じ食卓を囲むことで自然に相談もしやすくなる。