革新系だった文在寅元大統領は北朝鮮との対話と関係改善を推進する南北融和路線を掲げ、2018年には南北首脳会談が実現している。一方、保守系の尹錫悦前大統領は北朝鮮に対して強硬路線をとったことで北朝鮮から汚物を入れた風船を飛ばされたり南北をつなぐ道路や鉄道を爆破されたり緊張が高まっていた。革新系である現在の李在明大統領は尹政権の方針を転換して北朝鮮との対話と協力の再開を目指す南北融和路線をとっており、北朝鮮向けの宣伝放送を行っていた拡声器をすでに撤去している。金与正氏は「韓国は北朝鮮の外交相手になりえない」と韓国との対話を拒否する姿勢を強調。北朝鮮軍が軍事境界線付近で往来を遮断するための工事をしていたところ19日に韓国側が機関銃で10発あまりの警告射撃を行ってきたと主張。日韓首脳会談においても北朝鮮への対応について協議した。安全保障分野で戦略認識の共有を強化。北朝鮮の完全な非核化に向け日本、韓国、アメリカで緊密に連携することでも一致した。一方、北朝鮮はロシアとの関係を強化している。北朝鮮はウクライナの前線でロシア軍と共に戦う兵員を3倍に増加していて、2万5000~3万人の兵士を追加で派遣する方針があるとみられている。北朝鮮兵は韓国軍に対し実戦経験では優位性を獲得しつつあり韓国政府が課念を募らせている。龍谷大学・李相哲教授は「李大統領がこの3か月の間でやった仕事の中で1番目立つのは対北朝鮮措置」、戦略コンサルタント・田中道昭は「北朝鮮の戦略で最も注意しないといけないのは核兵器の戦術」などとスタジオでコメント。李大統領は検察幹部の人事にもメスを入れている。都市開発事業の不正疑惑や北朝鮮に対する違法送金、選挙法違反など5つの刑事裁判が延期されている。李政権はこれまで李大統領を捜査してきた検察幹部らを左遷する人事を発表した。
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