先週12日にフィリピンで行われた中間選挙。マルコス大統領とサラ・ドゥテルテ副大統領の対立が深まる中、双方の陣営が激しく争い注目された。出稼ぎなどで世界各地に住む有権者のインターネットによる在外投票が初めて行われた。国内と在外の有権者ともに実施しているのがエストニア、UAE、オマーン。インターネット投票を在外の有権者のみ実施している国はフランス、メキシコ、エルサルバドル、フィリピン。日本で暮らすフィリピン人約100人が選挙に向けて千葉・松戸市に集まった。会場ではインターネットによる投票に必要な事前登録や投票のサポートが行われた。導入は有権者の利便性を高め、投票率の向上や大使館側の業務削減につながると期待されている。東京外国語大学の日下渉教授は出稼ぎ労働者を「いろいろな苦難を乗り越えて働いて貢献している」とコメントした。大使館としても信頼度をさらに高めることは重要だと認識している。これまで翌日の昼ごろまで続いていた票の集計と確認作業などが4時間あまりで終わった。
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URL: http://www.tufs.ac.jp/
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