2023年度の営業利益が国内の上場企業で初となる5兆円を超えたトヨタ自動車で定年後の再雇用を70歳まで拡大することがわかった。8月からシニアの再雇用制度を拡大して全ての職種を対象に65歳以上の再雇用を認めることになった。現在は定年したあとの再雇用は原則として65歳までとなっていて、およそ20人が例外的に65歳以上でも雇用されている。8月からは職場の要望に応じて1年ごとに契約を更新する形で70歳まで再雇用するとしている。トヨタ自動車は再雇用拡大で定年後も専門的な知識を引き続き生かしてもらうことや若手への指導といった人材育成につなげることが狙いだと話している。