東京大学に70年ぶりとなる新しい学部「UTokyoCollege of Design」が再来年9月に東京・文京区のキャンパスに設置されることになった。学部から大学院修士まで5年間で一貫して学ぶ新しい教育課程で、学部長には東京大学としては初めて外国人の教授が就任し、定員100人のうち半数は海外の留学生を想定している。授業はすべて英語で行われ、最大で1年間、企業でのインターンシップや留学など、学外の学びも課すことにしている。学生の選抜は、現在の筆記試験とは別の形の試験を行い、9月の秋入学を導入するという。東京大学が新たな学部を設置するのは1958年の薬学部以来、およそ70年ぶり。東京大学では2049年までに外国人学生の比率を学部で3割、大学院で4割以上に引き上げる目標を示していて、国内外から優秀な学生を集めて国際的な競争力を高めていく方針。