80年前に作られた国民学校の修了証書をきっかけにきょう2人の同級生が再会した。東京・三鷹市に住む正木安喜子さんと千葉県に住む山本サクさんが見ているのは墨田区のすみだ郷土文化資料館に展示されている山本さんの修了証書。本来、卒業式で受け取るはずだったが通っていた今の墨田区にある小学校が東京大空襲で被災。式典は開かれずその後当時の担任から郵送で受け取った。山本さんは空襲の記憶を後世に伝えたいと資料館に寄贈していた。資料館が調べたところ山本さんと同級生だった正木さんも同じように修了証書を寄贈していることが分かり、80年ぶりの再会がきょう実現した。