車限隊2年目の渡邉文夫さんに密着。夕方4時30分に出勤。車に乗り込んで向かったのは東名高速の玄関口・東京料金所。車限隊は車両の重量や高さを測定し、道路法の基準を超える法令違反車両を取り締まる部隊。東名高速を走れるのは25t以内の車両。夕方6時30分、取り締まり開始。車限隊が車両をギリギリのタイミングで制止した。ETCレーンの中には重量を計測できるパネルが設置されていて、そのデータを管制室でチェックしている。通過時の重量が25tをオーバーしていたため、侵入寸前で制止したのだった。車限隊が対峙するのは大型車両、体を張るのも仕事。制止した車両を正式な測定器で計測すると、27t650kgで約2.5tの超過。渡邉さんは違反内容を伝えに運転手のもとへ。500m先のICで降りるように命令して対応は終了。指示に従わなかった場合は6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金となる。取り締まり後も違反車両を逃さない仕組みになっている。重さとブレーキ性能の検証実験によると、1人で乗った場合と8人で乗った場合を比べると4mを超える差がある。
住所: 神奈川県川崎市宮前区南平台1