- 出演者
- 児嶋一哉(アンジャッシュ) ウエンツ瑛士 鈴木砂羽 内藤剛志
東名高速道路は東京都の東京IC~愛知県の小牧ICを結ぶ全長346.7キロを結ぶ高速道路。1火の利用は約42万台。そこではスリップ、居眠り運転による事故、横転事故、追突事故など予期せぬ事故やトラブルが続出している。24時間365日パトロールするのが黄色い車、中日本ハイウェイ・パトロール東京の交通管理隊。東名高速道路の安全を守る女性隊員に密着。
交通管理隊の2年目女性隊員・松木有花さんに密着。原因不明の停止車両の連絡が入る。高速道路上の停止車両は非常に危険で1分1秒を争う緊急対応が必要。サイレンを鳴らして現場へ急行する。停止の原因はエンジントラブル。松木さんは後ろから車が突っ込んで来ないよう後方を警戒する。交通管理隊は常に危険と隣り合わせ。規制線を越えて車が突っ込んでくることもある。過去には隊員の死亡事故もあったため、以前は青い制服だったがより目立つ色に変更された。運転手はこの日に車が納車されたばかりで、任意保険の切り替えが間に合わずレッカー代は自腹になるためレッカー車の手配を拒む。隊員は説得し、JAFとのやりとりの仲介をした。レッカーを待っている間の事故を防ぐためにベストを貸し出した。
多くの事故が発生する東名高速道路。大井松田ICから沼津ICまでの約45キロを担当するのが御殿場基地交通管理隊。松木さんが管轄するエリアには事故多発区間がある。連続するカーブではスピードが抑えられずに回転してしまうこともある。松木さんが守るのは事故が多発する最重要区間。よる8時過ぎ、謎の停止車両。路肩に停止するトラックを発見。さらに、原付バイクの侵入や落下物など様々なトラブルが。
今夜は東名高速道路の安全を24時間守る仕事人SP。違反車両から高速を守る特別部隊・車限隊。モニターで東名高速道路を監視する道路管制センター。東名高速の安全を守る緊迫の24時間に迫る。
交通管理隊の2年目女性隊員・松木有花さんに密着。路肩に停止するトラックを発見。松木さんは後方の警戒にあたる。運転に疲れて休憩中とのことで、事故を起こさないようすぐに移動してもらう。深夜になるとある理由で停止車両が増える。停止していた理由は430。430休憩とは2024年4月から施行された4時間連続運転したら30分以上休憩をとるというルール。本来はパーキングエリアなどで休まなければならないが、深夜のパーキングエリアは大混雑する。東名高速は長距離ドライバーが多く430休憩のため路肩に駐車するケースが多い。声かけにより停止車両はすぐに退出。深夜2時、落下物を発見。
交通管理隊の2年目女性隊員・松木有花さんに密着。深夜2時、落下物を発見。落下物があると複数台を巻き込む大事故につながる可能性もある。落下物は迅速に回収しなければならない。落ちていたのはタイヤのバースト片。バースト片が最も多い落下物。東名高速は東京~名古屋間をハイスピードで移動するためタイヤが破裂する車が多い。朝の時間帯にも落下物を発見。松木さんが後方を警戒している間、車が途切れた一瞬の隙を見計らい落下物を回収する。ドライバーが捨てたゴミが落ちていることもある。
危険と隣り合わせの交通管理隊、松木さんがこの仕事を始めた理由には自身のある経験があった。松木さんは高校生の頃に自転車で下校している時に車に当て逃げされたことがあり、交通安全指導員になった。その後、医療事務の仕事などを経て2年前に結婚。危険とは程遠い生活を送っていたが、交通指導員時代のある出来事が心に残っていた。交通指導をしていた小学生が交通事故で片足を切断してしまうことになり、子どもが犠牲になってはいけないという思いから交通管理隊を目指した。結婚したばかりの夫からは反対されたが、説得をして交通管理隊の仕事を続けている。
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交通管理隊の2年目女性隊員・松木有花さんに密着。原付バイク侵入の通報が入る。東名高速道路は原付バイクの侵入は禁止。一歩間違えれば大惨事につながる。急いで現場へ向かう。侵入した原付バイクは現在パーキングエリアにいるとのことで急行すると、原付バイクを発見。車用のナビに従い高速道路に誤進入してしまったという。しばらくすると警察が到着。今回は注意喚起だけで済んだ。一般道へ出られる従業員出口へ誘導し、無事一般道へ出ることができた。勤務開始から17時間、松木さんの業務が終了。
あさ11時、朝メシは夫と暮らす自宅で。松木さん夫婦は2日前に新居に引っ越してきたばかり。ダイニングテーブルがまだ届かないため、段ボールの上で朝メシを食べた。
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大型トラックによる事故の要因の一つが重量違反。重量違反車両による死亡事故は後を絶たない。そんな違反車両から高速を守る特別部隊が車限隊。インターチェンジなどで違反車両の侵入を防ぐ高速道路の番人。車限隊2年目の渡邉文夫さんに密着。
車限隊2年目の渡邉文夫さんに密着。夕方4時30分に出勤。車に乗り込んで向かったのは東名高速の玄関口・東京料金所。車限隊は車両の重量や高さを測定し、道路法の基準を超える法令違反車両を取り締まる部隊。東名高速を走れるのは25t以内の車両。夕方6時30分、取り締まり開始。車限隊が車両をギリギリのタイミングで制止した。ETCレーンの中には重量を計測できるパネルが設置されていて、そのデータを管制室でチェックしている。通過時の重量が25tをオーバーしていたため、侵入寸前で制止したのだった。車限隊が対峙するのは大型車両、体を張るのも仕事。制止した車両を正式な測定器で計測すると、27t650kgで約2.5tの超過。渡邉さんは違反内容を伝えに運転手のもとへ。500m先のICで降りるように命令して対応は終了。指示に従わなかった場合は6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金となる。取り締まり後も違反車両を逃さない仕組みになっている。重さとブレーキ性能の検証実験によると、1人で乗った場合と8人で乗った場合を比べると4mを超える差がある。
重量違反の車両を取り締まる車限隊。重量オーバーでの通告は重大事故の可能性が高まる。車限隊2年目の渡邉文夫さんに密着。渡邉さんは怪しいと思った車両を減速させて声かえをする。声をかけた車両がETCレーンを通過すると測定器では1tオーバーしていた。違反疑いの車両を本検査場へ誘導する。計測してみると400kgの超過。渡邉さんはトラックの沈み具合を見て判断していた。深夜0時過ぎ、制止した車両の運転手からは怒号が。測定してみると200kgの超過。書類作成のため必要事項の聞き取りが必要。
東名高速道路で重大違反車両の取り締まりに密着。重量オーバーのドライバーから聞き取りをするが、ドライバーとは会話ができない。ドライバーは車検証を投げ捨てる。常に危険と隣り合わせで心無い言葉をかけられることもある。渡邉さんがこの仕事を続けるのは?2児の父でもある渡邉さんは家族での楽しみは車中泊で全国をまわること。自分も利用するからこそ、道路が安全であることの大切かがわかる。取り締まり活動が皆さんの安全につながるのだと話す。深夜1時、渡邉さんたちの元にやってきた車両は大量の砂を積んでいた。計測の結果、約18tの超過。東名高速道路では過去に18tの超過車両による死亡事故も発生していて、危険な超過。違反点数は15点、積荷を即座に下ろす命令が下された。この日は30台の計測を行い、9台の取り締まりをした。深夜2時30分、取り締まり終了。事務所に戻って朝メシ。渡邉さんの朝メシは奥さんが作ったお弁当。
川崎道路管制センター。通信管理員が通報を受け現場に指示を出すなど東名高速道路の司令塔。通報件数は年間約6万5000。24時間365日、6名体制で監視している。モニターの数は90台以上、東名高速全体の様子がここに映し出される。6人の通信管理員に密着。夕方6時、エンジントラブルにより追い越し車線で停止してしまったという通報。通報を受けている間に別の管理員がカメラを切り替えながら現場を探していく。通報から約4分で場所を特定。交通管理隊の出動要請と同時に道路情報版を出す。通報から15分で交通管理隊が現場に到着。隊員が3車線すべてを交通規制し、車を安全な路肩に移動し、車線を確保、通報から18分で対処することができた。高速道路上でトラブルが起きたときに覚えておきたいのが道路緊急ダイヤル#9910。通信管理員の松浦さんはモニターを疑視する。約2秒で切り替わるカメラから異常事態を見つけ出す。交通事故で車両が横転との通報が入る。
東名高速道路の通信管理員に密着。よる11時、交通事故で車両が横転との通報が入る。場所を特定すべくカメラで確認する。
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東名高速道路の通信管理員に密着。よる11時、交通事故で車両が横転との通報が入る。場所を特定すべくカメラで確認する。救急車がスムーズに向かえるよう正確な場所を伝える。通報から25分阿後、救急車が到着しけが人は病院へ搬送された。急増する今の時代ならではの事故はスマホなどを見ながらの前方不注意。道路管制センターへの通報は鳴り止まない。
私の幸福時間のオープニング映像。
埼玉県上里町。高原慎也さんは飛行機などに使う機械の部品メーカーに務め、物流などを担当している。執行役員としての責任も負いつつ、業務を励む毎日。月に1度、休日の幸せ時間はオフロードバイク。専用コースで半日ほど無心になって走る。大学生のときに二輪車を買ってはじめた。就職してやめたが、自分の時間ができた6年前に再開した。
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私の幸福時間の次回予告。
東名高速道路の司令塔・道路管制センターの通信管理員に密着。高速道路内に歩行者が侵入したとの通報。認知症の方が高速道路に迷い込んだケースもある。すぐに現場の交通管理隊へ連絡し、同時の監視カメラも確認する。カメラで探すが見当たらない。交通管理隊も発見することができなかった。深夜になっても通報は鳴り止まない。あさ6時、落下物の通報。監視カメラを確認すると、2車線それぞれに脚立が落下していてかなり危険な状態。