国内で若手研究者が減少、世界に影響を与える有力論文の数も伸び悩む。2021年から23年に世界で公表された論文のうち自然科学分野で引用回数が上位10%に入る注目度の高い論文数で日本は13位だった。順位は過去最低で前年と同じ。背景には若手を中心とした研究職の待遇の悪さがあると指摘されている。現場からは人材を雇えない、光熱費を切り詰めないとと悲鳴が上がる。博士号取得者の雇用は不安定で博士課程への進学者は03年度を堺に多くの分野で減少傾向。坂口さんも受賞決定後の記者会見で「基礎科学への支援が不足している。GDPで同規模のドイツと日本を比べると免疫分野の研究資金は3分の1」と危機感を示した。
