きょうの東京株式市場日経平均株価は一時4万8000円を超え、史上最高値を更新した。証券会社では市場が開く前から電話が鳴り響いていた。積極財政路線を掲げる高市氏の総裁選出で、政府による投資拡大や減税政策がプラスになるとの見方が広がり、買い注文が殺到した。防衛力強化も掲げていたので、防衛関連株なども値上がりした。一方で高市氏は日銀の利上げに関し消極的な姿勢を示していて、為替相場は円安となった。1ドル150円台まで下落し、対ユーロでも円安が進み、この影響で輸出関連企業の株が値を上げている。ただ政府関係者からは積極財政路線では財政悪化への懸念などから長期金利が上がるおそれがあり、「政策がうまくいかないと株価が急落する可能性もある」と指摘している。市場関係者からも「減税や積極財政などの先取りで株価は上がっているが、これからの政策実現の具合を注視する必要がある」としている。
住所: 東京都中央区日本橋兜町2
URL: http://www.tse.or.jp/
URL: http://www.tse.or.jp/