プラスチックが海の生態系に深刻なダメージを与える可能性がある。魚などがマイクロプラスチックを取り込むと繁殖への影響が出るという。海洋のマイクロプラスチック濃度をシミュレーションした結果、日本近海でも既に魚介類に悪影響が出る濃度のエリアが見つかった。2050年にはこのエリアが3.2倍に拡大。地球全体の生態系が先細るリスクがある。高田秀重教授は人間への影響についても警鐘を鳴らす。プラスチックに含まれるさまざまな添加剤には有害なものもある。添加剤は食物連鎖によって濃縮されるという。高田教授は添加剤のリスクを慎重に見極める必要があると話した。