東京都消費生活総合センターには給湯器の高額な契約を迫られたという相談が寄せられていた。点検商法というと、以前は一軒家の屋根の修理を口実にした手法が多数を占めていた。だが、給湯器ならば、集合住宅の住民もターゲットになるという。首都圏や関西を中心に給湯器の取り換え工事を行う専門業者を取材した。給湯器の取り替えは12~15万円が相場価格だが、点検商法だと40万円以上で契約させられるという。業者の住所、HPを確認すること、契約はその場ではしないこと。そして、給湯器の交換の目安は約10年で、それを基準に判断するべきだという。訪問販売などの場合、契約した日から8日以内であれば契約を解除することも可能。