被災後に検討されることの多い不幸だが、発送を転換し、予め復興の方針を考えておこうとするのが事前復興である。足立区では首都直下型地震に備え、住民参加型の事前復興の取り組みが行われた。足立区の千住地域の6地区は木造住宅が密集し、東京都の地域危険度では最も高いランク5がほとんど。千住元町町会の長山さんは感震ブレーカー設置を各家庭に勧めるなどしてきたが、事前復興には疑問を抱いていたが、去年から話し合いを進める中で能登半島地震がおき、輪島市の大規模火災が他人事とは思えなかった。町会は地域の神社に着目し、地域住民が集まる場が重要だと考えた。そして区と住民が話し合い、事前復興方針案をまとめた。