東京都知事就任から間もなく8年。自身が残してきたレガシーを東京都・小池百合子知事はどう振り返るのか。「レガシーと言うが、果たして胸を張ってレガシーが残せたというものあるか。神宮外苑の再開発や五輪競技施設の維持管理については“負のレガシー”という都民もいる」の質問に小池知事は「018サポートや高校の授業の実質無償化の所得制限を外すことはレガシーの一つで大きい。神宮やオリパラ施設の考え方は、認識の差だと思う」と述べた。「関東大震災における朝鮮人虐殺の問題。追悼文を出さないということは小池知事は語り継ぐことの重要性をあまり感じていないということなのか?」との質問に小池知事は「東京大空襲など被災した方々の重要な証言などを受け継いでいる作業を今も行っている」、「虐殺については?」については「東京でなくなった様々な災害において、空襲も含め、そういった方々の霊を安らかにと異例の行事を毎年重ねている」と述べた。来月7日に投開票が行われる知事選について聞かれると、小池知事は「今は定例議会にしっかり対応していきたい」と述べた。